はじめに

今回は「起業家的資質」についてお話しをしていきます。

みなさんは「起業家」と聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
私が最初にこの言葉を聞いたときに率直に感じたのは、

「起業するなんてあり得ないから自分には関係ない」
「なんかイケイケな感じで自分には合わない言葉だ」

このようなことでした。
学校を卒業して、大半の方が企業に就職をするので私と同じような印象を抱く方も多いでしょう。

しかし、今は違います。
学生・社会人の全ての方がこの「起業家的資質」が必要だと思っています。

そもそも起業家的資質とはなにか

そもそも「起業家的資質」とはなんでしょうか。
簡単に、起業家=社長に必要な能力と言い換えてみましょう。
スタートアップポップコーンでは
起業家的資質を大きく5つに分類しています。

・情報収集
・分析力
・判断力
・コミュニケーション能力
・リーダーシップ

これを聞くと、小難しい感じがしますが
私の場合はひょんなところからこれらの能力が養われました。

学生時代の挫折経験

私は、大学を卒業後、銀行へ就職しました。
その他にも上場企業の内定を4社ほどいただいていました。
この結果だけ見ると、
「就活上手くいってんな、順風満帆な人生を送ってんな~」
と思うでしょう。

しかし、それまでの人生は散々たるものでした。
私の高校までの学生時代を一言で表すならば「勉強漬け」です。
幼少期から塾に通わせてもらい、贅沢な教育を受けていました。
おかげで、常に学校での成績はトップクラスでした。
いわゆる「ガリ勉」に分類される学生だったのですが、
第一志望だった公立高校に落ち、国立大学に落ち、受験では失敗続きだったのです。

「いくら頑張っても、努力は報われない・・・」
「これ以上頑張る意味が見出せない」

大学時代は勉強することを一切やめ、遊ぶことに専念しました。
毎日のように夜が明けるまで飲み、髪は金髪、ザ・大学生な生活を満喫し、
「これ以上遊ばなくていい」と思えるくらい遊び尽くしました。

その結果、就職活動はどうなったのか。
大成功でした。

なぜ、就職活動で成功することができたのか?

では、受験では散々失敗続きだった私が、就職活動で成功することができたのでしょうか。
それは「起業家的資質」が学生時代の経験から自然と身についていたからです。

就職活動では主に「筆記試験」「グループディスカッション」「面接」で選考が行われます。
私は文系でしたので、文系職でのお話をすると、

肌感覚ですが筆記試験は全く重視されません。
(もちろん重視している企業もあるかもしれません。)

想像のお話ですが、ここから勉強ができる=仕事ができるではないということを
企業側も認識しているからだと思います。
となると、大切なのはグループディスカッションと面接です。
グループディスカッションで大切なのは、
誰を味方につけるのか、少ない時間で情報収集し、
どう相手を論破するか徹底的に分析し、
そして、味方サイドでも目立つためにリーダーシップを発揮することです。
もちろんこの過程全てでコミュニケーション能力が必要です。
想像の通り、面接でも同じ能力が重視されます。

就職してから必要なのは学力ではなく「起業家的資質」だったのです。

今振り返ると、ザ・大学生な生活を満喫する中で、
色々な人脈を構築することができ、
これらの能力が養われたのではないかと思っています。
これらの能力をもっと意識しながら、育むことができたら
もっとビッグな人間になっていたかもしれません。

スタートアップポップコーンではこれらの能力をゲームを通して育むことができます。

「起業家なんて私はならない、なれない」

そう思っている人ほど、必要なプログラムかもしれませんね。