これから皆さんが様々な活動をしていく上で、常に向き合い心がけてほしいことがあります。それは、いつも自分の心を曇らせない。ということです。

この「心」というものは目に見えないものなので、その心の状態によって何かに大きな影響を及ぼすということがわかりづらく、心をプラスに保つことの重要性がすこしばかりボヤけてしまいがちです。

そんな、目に見えない「心」が僕たちの活動やその成果に深い関わりを持つということを、今日のコラムでは書いていきたいと思います。

心ってなんだ

心というものは僕たちの行動や活動、すなわち「動き(アクション)」よりも必ず前の次元にあります。例えば、「お腹が空いたから○○を食べに行こう」と、心で決めて【食べに行く】という行動として現れるのです。

順番は明らかに、【心が先で行動が後】なのです。お腹が空いてもいないのに、「気づいたらラーメンを食べに来ていた」なんてことは存在しないのです。

そのように、僕たちの行動の常に前の次元にある心というものは、その状態によって行動に大きな影響を及ぼすのです。

失敗だってポジティブに

失敗すると「あーあ。失敗してしまった」と、心が行動によって動かされてしまっていては、その後の行動に影響を及ぼしてしまいますので、失敗したとしてもそれを前向きにポジティブに受け入れることが大切なのです。

僕は自分の人生の30年あまりを振り返ってみると、何度も何度も失敗をしてきてその都度落ち込んだりしていました。

その失敗の瞬間は「この世の終わり」のように思えて落ち込んでしまっても、3年も経ってみると「あの時なんであんなに落ち込んだんだろう?」「あの時失敗したおかげで○○が出来るようになって、○○さんと出会うことが出来た」というように、人生を振り返って見てみると、「あの時失敗して良かった」と、思えるものなのです。

それは確かに先にならないと分からないのですが、「先になったらきっとこの失敗は報われる」と、失敗した瞬間に受け止めることが出来れば、失敗は怖くはなくなり、「将来の自分にとって大切な意味のある失敗なんだ」と受け止めることが出来ます。

人の魅力とは

皆さんが歳を重ねて大人になり、人脈という人との繋がりを得ていく中で、「この人は魅力的な人だ」と思う出会いが訪れると思います。

その人は沢山の失敗を経験して、その経験から痛みのわかる優しい人であることは間違いないです。人の魅力とは失敗や、苦労・困難を乗り越えた人に、その肉体の内側から溢れ出てくるものなのです。

皆さんはどんな人になりたいですか? 思い描く理想の姿に失敗というのは決して欠かせない、尊い経験なのです。

いつも心を前向きに、チャレンジと失敗を楽しんでみてください。