SDGsにより訪れる変化

最近「SDGs」という言葉をよく耳にしませんか。
当社でもSDGsにおける取り組みを重要視しています。

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月に採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。

JAPAN SDGs Action Platformより

一言で言うと、「世界をよくするための目標」です。
これらに従って企業活動を行うことが世界で求められています。

当社でも17のゴールのうち、
①貧困をなくそう
④質の高い教育をみんなに
⑧働きがいも経済成長も
を重点項目として活動しております。

先日、西日本シティ銀行 colabora にて特集いただきました。
こちらもご覧ください。

SDGsなプロジェクト

このSDGsの広がりが何を意味するのか。
社会に求められている能力がより明確になったと言えるでしょう。

SDGsの策定により、世界共通の目標ができました。
目標(ゴール)が決まったということは、それぞれがそのゴールに向かって課題を見つけ、解決していく「思考力」がより一層求められるようになったということです。
それと同時にSDGsの策定でより進んでいくのが「多様化」です。

目標が明確になった一方で、ジェンダー平等、貧困格差の是正、働き方改革など多様な価値観が受け入れられる環境ができました。

正解のない世の中

多様化について少し深掘りしていきましょう。
これまでは人生においてもある程度「型」のようなものがありました。

例えば、女性の人生においては一昔前までは、
就職→結婚→寿退社→出産
→専業主婦として子育て→子どもが大きくなるとパートで勤務
というように女性の人生はこういうものだという型がありました。

しかし、現代社会においては、結婚して子育てをしながらバリバリ働き出世していく人がいたり、子どもを産まずに夫婦2人で人生を歩むという選択を採る人が増えたりと様々な人生観があります。
子どもの習い事に対する考え方や学校に対する考え方、生活観など、正解のないこの多様な価値観をまずは知ること、そしてそれを受け入れることが必要です。

クライアントの価値観を理解し「思考」する

それを踏まえた上で、仕事をしていくとなるとやはり「思考力」は必須でしょう。
人生における正解はないわけですから、まずはクライアントとなり得る人について知る必要があります。

従来通りの定番の型は存在しないわけですから、モノやサービスを販売・設計する際も「わかりやすさ」や「使いやすさ」よりもクライアントの価値観に寄り添っているかが重要になります。

スマホの料金980円!
生命保険の保険料659円!
という宣伝がありますが、
中身は本当にクライントにとって必要なものでしょうか。
深く考える必要があります。
YoutubeやNetflixをよく見る人からすればスマホが980円で収まるはずがないですし、子どものいる家庭の生命保険料が659円で足りるはずがありません。

日本の教育はいまだに「正解ありき」の教育の価値観を持っているように感じますが、時代は変わりました。

いかに多様な価値観を受け入れ、自ら問題提起し、解決していけるかを考える「思考力」が大切です。
東京大学の入学試験ではこれら部分がより重視されます。
だからこそ国内最高峰の大学なのです。

若いうちからこの「思考力」を養うことができれば、世の中もよりよくなっていくでしょうし、その人の人生もよりよくなっていくでしょう。