学歴主義はもう古いから、いい高校、いい大学に行かなくても大丈夫。
このような一昔前の“学歴”で将来が決まるような考えは、ほとんどの人はもう持っていないのではないでしょうか?
実際、様々な著名人や教育に関わる人など、多くの人から、学歴主義は終わったなどの話を聞きます。
私自身も、学歴がすべての社会ではなくなってきていると思っています。が、“学歴”と“学力”を混合している人が多くいるのでは?と思うときがあります。今回は、“学歴”と“学力”について書いていきたいと思います。
誤った反学歴主義の解釈
学歴主義とは、学歴が高いから、その人は優秀で努力家である、一方で学歴が低いひとは、勉強をサボってきた怠け者だから能力が低いと、一方的に決めつけることです。このような考えは今の社会には合っていないものであることは、誰の目から見ても明らかです。
学歴が低くても優れた方はたくさんいます。
- 小学校を中退した、トーマス・エジソン
- 怠け者で有名だった、アルベルト・アインシュタイン
など、後世に名前を残す偉人はたくさんいます。
ただ、このようなことから誤った解釈をして、「学歴はいらないんだから、勉強をせずに自分のしたい事だけを知ればいいんだ」と考えてしまう人がいるように思います。
この考え方は、間違ったものだと私は考えています。
学歴は関係ないけど、学力は必須。
では、学力とは何でしょうか。それは学力と書くように、“学ぶ力”です。常に新しいことを知る事、自分の力として吸収する方法、知能、技能を身に付けること、など、自分自身のキャリアを向上させることです。
この力は、特にこれからの社会では必須になる力で、いわゆる起業家教育が目指すものそのものだと考えます。
良い高校、良い大学に行くこと、行ったことを重視するのではなく、何を学ぶか、どう学んでいくのか、こちらを重視していくべきなのです。
何を学ぶか、どう学んでいくのか、何を学びたいのか、これらの目的を達成する手段として、学ぶための環境が整っている良い高校、良い大学などへ行くのであり、良い大学に行ったからと勝手に身につくものではありません。
つまり、学歴主義では、目的と手段が逆転してしまった結果が生んだものなのかもしれません。
学歴がものを言う時代は終わりました。が、学力はこれからの時代も、いや今までより一層求められる能力になると思います。
ですので、学歴はいらないから学びを止めるようなことはせず、貪欲に、好奇心が赴くままに、自由に学ぶことを続けてみてください。