最近は周りで国の制度である、iDeCoやNISAというワードをよく聞くようになりました。

iDeCoやNISAはいわゆる「投資」をするということなのですが、ほんの最近までは「投資」という言葉がこんなにも受け入れられる時代が来るとは想像もつきませんでした。

「お金」について学ぶ機会のない日本

日本ではお金の勉強を子どもの頃はおろか大人になってからも学ぶ機会がありません。

なぜでしょうか。
諸説ありますが、国が学ばないように仕向けているというのが一つの理由として挙げられます。
着眼点は日本の財政状況にあります。

財政状況というと難しい言葉に聞こえますが、簡単に言うと、国のお財布事情ですね。
みなさんの家計も収入と支出があって、それらをうまくコントロールして生活を成り立たせているのと同じで、国のお金も誰かがコントロールしているのです。

国のお財布事情は常に苦しい!?

主に、国の収入は税金です。
みなさんが稼いだお金から支払う「所得税」や商品を購入した際に支払う「消費税」などです。
逆に主な支出は「社会保障関係費」です。
老後になったらもらう年金や医療費などがこれにあたります。
病院に行った際、実際に支払う金額は3割なのですが、この差額は国が負担をしているのです。

収入と支出のついてお話をしましたが、この国のお財布事情が常にカツカツなのです。

理由は「高齢化」にあります。
高齢者が増えたことにより、年金もたくさん支払わないといけなくなり、病院にいく方も増えるので医療費もかかってきます。

つまり国のお財布を成り立たせようとすると、
・収入を増やすか
・支出を減らすか
のどちらかをしないといけないのです。
しかし、支出を減らすことはなかなかできません。
そこにもいくつかの理由がありますが、今回は割愛します。

こうなる収入を増やす、すなわち税金を増やすしか方法がないので、年々、消費税が上がっていますよね。
実は消費税以外にも様々な税金が知らず知らずのうちに上がっています。

遠い将来で必ず大きな差ができる

これを世の中に知っている人と知らない人がいるのです。

もちろん自分で勉強している人は知っていて、なるべく自分で使えるお金を増やそうと対策をしています。
その一方、知らない人は、知らず知らずのうちに多くのお金を支払っているのです。
もちろん税金を支払うことは大切なことですが、知らず知らずのうちに支払うお金が増えていくのは気持ちがスッキリしませんよね。

以上のことから、日本ではお金の勉強をする文化がないのです。
子どものうちからこのようなことを学ぶ習慣があれば、大人になった時に、同じ収入でも人生の豊かさが大きく変わります。

ぜひお金のことについて学ぶということも教育の一つとして重要視しましょう。