前回の記事では「人は十人十色」というテーマで、

人のタイプや性格を知ること

→周囲と比べなくなる

→幸福度、自己肯定感が上がる

このように考えれば「人」に関わる悩み解決のきっかけになるのでは?ということを書かせてもらいました。

 

実際に上記のことを理解したとはいえ、”頭の中では分かっていても実際に行動に移すことが難しい”のも事実あると思います。コミュニケーションの難しさですね。

 

今回は私自身も「自分の伝え方」や「自分の感じ方」について振り返るために「伝える」と「伝わる」をテーマとして書いていきたいと思います。

 

「伝わること」は「伝えること」と大きく違うことを認識する

そもそも「伝える」「伝わる」はどのように違うのでしょうか?

 

「伝える」とは自分の考えや物事を、一方的に相手に渡すことで
主語は「自分」で聞き手はその情報を知っただけの状態です。

自分目線で話すため、相手に自分の考えが上手く伝わらないことがよくあります。

現代ではWEBやSNSでのやり取りも主流ではありますが、これも「伝わる」ということにはなりませんよね。
一方的に送ることで既読がついたり、文字で見ることで「伝わった」と錯覚してしまうことも多いのではと思います。

確かに自分から伝えた内容について、いざその件で話してみると全く伝えたかったことが伝わってなかったり、違う伝わり方をしてたりと・・・意外とそんな場面も経験があるのではないでしょうか。

伝え方を誤ってしまうと、自分と相手の「時間」を奪う、せっかくの良い考えや話の質が下がってしまうなどのデメリットを生んでしまうことも考えられます。

 

一方で「伝わる」とは、自分の伝えたこと=相手の理解になっていることで「伝わる」の主語は相手になるので、相手の”目線”や”思考”に合わせた伝え方が重要になります。

 

まず常に前提におくこととして、気を付けるべきことは(私の主観ですが)

・相手は、自分が知っていることを知らない

・自分の当たり前は、相手の当たり前ではない

・自分の言いたいことが、相手の知りたいこととは限らない

という思考をもとに、「伝わる」には?を意識してみることも、まず大切だと思います。

上手に話そうとしないこと

コミュニケーションについて考えてみると

「分かりやすく話さなければ」
「面白い話をしなければ」
「考えをしっかりと纏めなければ」

など自分目線で「上手に話すには」を追求しがちになる場面はありませんか?

そうなると、逆効果で伝え方も自分本位の話し方になってしまいます。

私も頭の中で考えていることを、いざ”上手に話そう”とすると、相手に伝えたいことが自分でも分からなくなる経験も数多くありました。

そして、相手によっては「よく分からない」のような冷たい対応をされることもありますよね。(経験として、意外に対応した本人は冷たさに気付いてないみたいですが。笑)

私はそういった反応に気付きますが、全く気にしません。

しかし「この言葉が相手に伝わらなかったんだろうな」と振り返ることは、今でも怠らないように心がけています。

 

その反面で、自分事として相手を理解しようと話を聞き、更に話を汲み取って言語化くれる人は「伝わる」コミュニケーションが上手だなと感動します!

相手の反応に委ねるより、まずは自分の考えを「伝える」だけ、「知識」を押し付けるだけの話し方になっていないか振り返ってみることも大切だと思います。

前回のブログで話したとおり、周囲と比べすぎてしまうと自分が疲れてしまうので、「伝える工夫」をいくつ持つことが出来るかが鍵になるのでは?と私は考えています!

伝え方に工夫をする

気持ちの良いコミュニケーションをとるために、短く要点を纏めて伝えることはもちろん意識するべきですよね。

その他に圧倒的に大切なこととして、言葉の発し方・反応の仕方・文章の書き方などに、一工夫入れることだと思います。

例えば相手に喜んでもらえそうなことだったり、嬉しく思ってもらえそうなことを考え、何かしらの工夫してみることで、相手の聞く意識受け取り方も大きく変わると考えます。

日常生活を思い浮かべてみると、少しの渡す物でも、手紙を入れるでもいいですし「感謝」や「日頃の気持ち」を一言でもいいので伝えてみたりするのも良いのではと感じます。

私も周囲の方々から手紙をもらったり、嬉しい言葉を文章や口頭で添えてもらったり、、、そういった経験をすることで、この人のためには何か協力しよう!頑張ろう!と思わせてもらう経験がよくあります。

また、ふせんマジックと言う言葉を知っていますか?(ある本を読んで、私は即取り入れました。)

相手にお願いしたいことをメモで伝えるとき、形を変えて面白おかしくしてみたり、手作りの書式を使ったり、ちゃんと読みたいという気持ちになってもらうように努力するような工夫の一つです。

また文面にもたまに「いつも感謝してます」などの言葉が書いてあると、ふと温かい気持ちになり、受け側の汲み取り方が変わると思います。

小さなことでいいので一工夫いれことで、相手に自分の「伝えたいこと」を汲み取ってもらえて、「伝わる」コミュニケーションの質を上げる近道になるのでは!?と私は考えています。

最後に

自分が大切な人に「伝わる」ことを意識して行動することで、自分の「伝えたいこと」を理解してくれようとする人が”自然”と周りに集まってくると思います。

そんな人からまず大切に出来る自分になるために、自分なりの工夫を入れた「伝わる」コミュニケーションを目指すことをおすすめします。

ーー 知っていますか? ーー

STPの体験会では、自分がどのような思考をしているのか、どんな経験をすることを自分が好むのかなど、主観的にも客観的にも触れることが出来る機会です。

大人になった今だからこそ気付けること、自分から変われることの発見にも繋がるのではと思います。

人生100年時代、長いこれからの人生を過ごしていくために、多くの価値観、人、体験に日々触れる数を増やすことが大切ですね!

 

それでは、また次回も宜しく御願い致します!