今日は子どもの起業家教育についてペンを走らせてみたいと思います。僕たちはゲーム教材やワークショップを通して、「これまで起業に興味がなかった」そんな子どもたちでも、楽しく体験することで【起業を将来の1つの選択肢として追加する】ことをテーマに企業活動を行っています。

以前、起業家教育に関する文献を色々と読んでいる中で、「18歳までに起業家的体験や印象的な経営者との出会いが行われたかが重要」という記事を目にしました。そこに書かれてある言葉をわかりやすく解説すると、「企業はそのほとんどが10年を前に倒産してしまう統計があり、倒産する会社と今もなお企業活動が行われ続けている会社の大きな違いは経営者にある」と、いうような内容でした。

これは、18歳までにその経営者がどんな人生を歩んで、どのような経験や出会いがあったか。それが重要であると綴られていました。さらに読み進めてみると、承継予定の子ども(家業があり、その会社を継ぐ)が承継を選ばずに自分自身で会社を起業し、経営を行っている場合なども企業活動が続いていく傾向にある。という研究でした。

さらにさらに!読み進めてみると、家業があった場合はその子どもがまだ物心つくかつかない頃に親と一緒に出かけて、仕事の姿を見たり、買い物について行っては、【領収書】をもらう姿なども潜在的ですが、影響しているとのことが書かれていました。

ここからは主観ですが

個人的には、上記のようなこととプラスして、倫理観を養っていくことも大切だ。と最近は感じています。特に人と物事を行っていく中でも社会に出てからそれぞれの得意不得意が存在していて、ある分野においては自分自身が優れていたとしても、一方では他者に敵わない。というようなことは往々にしてあるのですから、「人の力を借りる力」と定義するなら、その人の人生観や倫理観なども重要なポイントとなるのです。

例えば、約束を守ること、時間を守ること、嘘をつかないこと、お金が大切なこと、お金だけではないこと。などなど大人でも奥が深いような内容ですが、場面場面で子どもに対しても問いかけを行いながら諭すように話をしていくことも将来の人生を形成する上では大切なことなのかもしれません。

まとめ

というわけで、なかなか子育ては奥が深いですが、様々な経験や学びからその子どもの人格形成が行われることは明らかです。そして18歳までは親の思考に大きく影響を受け、親を通して社会を知るといっても過言ではないと思います。一つ一つに意味を持たせて、子どもと対話を重ねていくことで、感性が磨かれていくのではないかと思います。