みなさん、子どもの頃に持っていた将来なりたい職業は何でしたか?
仮面ライダー プリキュアなどのテレビに出てくるキャラクター
学校の先生 警察官 ケーキ屋さん などなど
どんななりたい職業を持っていましたか?
私の子どもの時の将来なりたい職業は、父親の職業であった消防士でした。
いきなりですが、スタートアップポップコーンは、子ども達へ起業家教育を行っていますが、何度も書いてきたように、“必ず起業家になってもらいたい”わけではありません。
あくまで、将来なりたい職業の一つに起業家もいいなーと「今までになかった選択肢」を持ってもらいたいと思い活動しています。
この「今までになかった選択肢」を持ってもらいたいことが重要だと私は教育に関わり始めた頃から感じていました。
それはなぜか。
将来の夢やなりたい職業などは、その人が知っていることからしか選択することができないからです。
どういうことかというと、私が子どもの頃はまだインターネットもあまり普及しておらず、
将来なりたい仕事=自分が知っている職業 からしか選択することができませんでした。
なので、当時は本当に消防士になりたいと考えていましたが、今思えば自分の中の選択肢がそれくらいしかなかったからなのかもしれません。
実際に一昔前(1989年データ)の子どもがなりたい職業は
1位 保育士・幼稚園教諭
2位 プロ野球選手
3位 小中高校の先生
4位 一般サラリーマン
5位 プロ野球選手以外のスポーツ選手
※学研教育総合研究所調べ
でした。
これらの職業について考察してみると、子ども達が実際に触れたことがある職業やテレビで見ていた憧れの職業と思いませんか?
つまり、無意識のうちに子ども達自身が自分の意志で決めていると思っていることが、その子が普段生活している周囲の環境に非常に依存しているのかもしれません。
このように、あたかも子どもが自分自身の意思で将来のことを考えている、と思っていることももしかしたらその子の可能性を見出していないまま視野を狭めているかもしれません。
では、どうすればいいのでしょうか。
答えは単純です。
速いうちから多くの選択肢を知っている、持っている状況にしてあげればいいだけです。
しかも皆さん、安心してください。
今の社会には、インターネットという素晴らしい技術があり、一昔前には考えられないほど多くの職業や、職人の技術、作業風景、職場見学などを無料で見たり、聞いたり、知ることができます。
昔では、閉鎖的な地方などでは上記に書いたように学校の先生など自分が知っている職業しか選択肢がなく、知らず知らずのうちに自分の可能性を閉ざしていたかもしれません。
しかし、今はうまくインターネットを活用することで地方であろうと都心であろうと平等に多くの職業などを知ることができます。(もちろんどのようにインターネットを活用するかも重要ですが・・・)
この知る事、言い換えればその職業を“身近”に感じることが子どもの選択肢を増やし、可能性を広げることに繋がると思います。
毎日のようにYouTubeなどで見ているから、自分もちょっとやってみようかな、やこの職業になるにはどんなことが必要なのかなと調べてみたり。。。
自分もそうですが、子どもは知っていること、身近な事に対しては非常にアクティブです。
ですので、身近なものをどれくらい増やすことができるのか、これが子どもの可能性を大きく広げるために、本当になりたい職業を選択することができるために求められることかもしれません。
私たちがスタートアップポップコーンでの活動も、子ども達にゲームを通じて起業家というものを身近に感じてもらい、選択肢の一つとして持ってもらえればと思っています。
この記事を読んだことをきっかけに、色々な職業を“身近”にしてみませんか?